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なぜパワハラは行われるのか?加害者の心理状態や理由とは?

今回は、なぜパワハラが起きてしまうのか、その背景について考えたいと思います。

なぜパワハラが起きるのか?その原因・理由とは?

パワハラが起きる原因として、様々な理由があります。

特に今回は、パワハラ加害者側の原因について、考えていきます。

加害者はパワハラだと思っていない?

そもそも、パワハラ加害者は、「パワハラをしているとは思っていない」ことが少なくありません。

パワハラ加害者は、「それはパワハラではなく、指導の一環」と勘違いしているひとも少なくないのです。

なので、パワハラ行為が都合よく正当化されてしまい、むしろ「被害者にとって、その指導(パワハラ)は必要である」と間違った認識をします。

ですから、たいていの場合は、加害者は「自分が悪い」とは思っていないのです。

指導方法がわからない?

そもそも、指導方法がよくわからない上司もいます。

威圧的に怒ることが、正しい指導だと思っているひともいます。

しかし、威圧的に相手を追い込むことは、相手にとっては恐怖です。

それは、指導ではなく、ただ強制的にやらせているだけでしかありません。

部下を精神的に追い込むことが指導であると、勘違いしている上司は、驚くほど多いのです。

パワハラが起きてしまう現場として言えるのは、そもそも上司が指導方法を心得ていないこともあります。

過去に自分自身もパワハラを受けている?

なぜ、そのような間違った指導をしてしまうのか。

それは、過去に自分自身も同じような指導(パワハラ)を受けている可能性があります。

「自分は過去の指導(パワハラ)でここまで成長できたのだから、自分の部下も同じような指導(パワハラ)で成長できるはず」という認識が生まれてしまうのです。

しかし、ひとによって指導方法は違うはずです。

また、必ずしもその指導(パワハラ)で成長できたのか、もっと良い指導方法があった可能性も十分にあります。

そして、ひとによっては「自分もパワハラに耐えたのだから、次の部下も同じように耐えさせる」と、全くわけのわからない理由で、同じように部下を追い込む上司もいます。

このような背景には、完璧なる指導力不足が言えるでしょう。

しかし、多くのパワハラ上司は、「自分は指導力がない」とは思いません。

むしろ、「自分は指導力がある方だ」と勘違いしている上司も多いです。

パワハラ上司が、自分自身の非に気づいていない、もしくは目を向けないので、一向にパワハラの現場は変わらないのです。

加害者自身がプレッシャーを感じている?

また、パワハラの加害者である上司自身も、強いプレッシャーにさらされている可能性もあります。

上司も上の人間からプレッシャーをかけられ、そのはけ口として、自分の部下に当たっていることもあります。

それは、指導ではなく、単なる八つ当たりです。

このような場合は、そもそも上司や指導者という立場にふさわしくない人間が、その役回りを担当してしまっている可能性があります。

人事評価というのは、必ずしも正しくはなく、むしろ間違った人事配置をしてしまいがちです。

上に立つ役にふさわしくない人間が、上に立ち、プレッシャーに耐えられず、上司に当たってしまうことは少なからずあることです。

サディスト的な心理状況にある?

もしくは、部下が苦しくのを喜んでいるサディスト的な上司なのかもしれません。

そういう上司も中にはいると思います。

相手が苦しむのを見たいという歪んだ精神状態の持ち主です。

もし、このような精神の上司がいると、部下はどんどん壊されていく可能性があります。

サディスト的な思考を持つ上司は、特に注意が必要です。

被害者は「自分が悪い」と思ってしまうことも

また、残念なことに、被害者自身が「自分が悪い」と思ってしまうことがあります。

自己否定や自分に責任があると思うと、ますますパワハラを肯定してしまうことになります。

そうなると、さらに加害者もパワハラをしてくる可能性があります。

そして、あまり自分を責めていると、自分の精神や肉体を壊しかねません。

パワハラ被害者の方は、ぜひあまり自分を責めないようにしてほしいものです。

いつまでもパワハラに耐える必要はないのです。

他人を変えるのは難しい

また、「自分が相手の言うことを聞けば、相手を変えられる」と思うかもしれませんが、そう簡単には、ひとは変わりません。

特に、他人を変えるというのは、ほとんど不可能と思った方が良いくらいです。

いくらパワハラに耐えても、相手に寄り添おうとしても、なかなかパワハラは止まないのです。

以上のように、パワハラ加害者には様々な原因があり、パワハラをしています。

パワハラは、被害者が我慢しても一向に止まないことも十分にあるので、無理して我慢せず、周りに助けを求めた方が良いでしょう。